情報技術の難関国家試験である応用情報技術者(令和3年秋期)に、桐生市立商業高等学校の3年生が合格するという快挙を成し遂げました。
全国で33,513人が受験し、合格が7,719名、うち高校生の合格は20名でした。また、群馬県内高校生の合格者はわずか1名であり、本校では7年ぶりの合格者の輩出となります。
合格した生徒は3年生で、コンピュータ部に所属し、授業や放課後の部活動・家庭学習等で努力を重ねた結果でした。
■試験概要
応用情報技術者とは、独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)が主催し、経済産業大臣が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の12ある区分の中の一つです。平成19年に発表された新試験制度の概要の中で共通キャリア・スキルフレームワーク(レベル1~4)のレベル3に位置付けられていて、ITエンジニアとして応用的な知識・技能を有することを国が合格者に対して証明する試験です。
(試験の難易度)
難易度は、「勉強してもなかなか合格できない試験」というのが一般的な評価であり、数ある国家資格・試験のなかでも難関の部類に入ります。
高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもったものを対象としたもので、実務経験が数年以上のプログラマー、システムエンジニアが主に受験する中、高校生で合格するのは非常に難しい試験です。
・年2回実施
・合格率は20%前後
・合格平均年齢は29歳前後